銀の匙~Silver Spoon~
観てきた。
昨日までとは打って変わって映画の話。
でもこんな時間だから備忘録。
原作が好きで(百姓貴族も好きだ)、両親が先に観に行って
「意外と面白かった」
と言っていたので、1000円だしいっかーと観に行ってきた。
HPやらなんやらでイメージはしてたんだけど、
吹石一恵の富士先生がそのまんま過ぎて本当にビビった見惚れた嫉妬した(マテ)
あとダチョウ倶楽部上島の校長先生。
身長まではあれですが、見た目のイメージ良く合ってた。すげぇwww
原作のメインイベントをうまく盛り込んで、
映画としてうまくまとめたなーと思う。
豚丼の話と駒場の話、そして学祭。
でも、原作が好きで、話もよくわかっているからこそ、
豚丼の話はもうちょっと掘り下げて欲しかった感は否めない。
豚丼だけじゃなく、原作読んでるから、全体的に頭の中で色々補正しちゃって、
だから違和感なく観られたんだろうなーとも思う。
初見の人が観てもそれなりだとは思うけど、やっぱり原作が持つ「命を頂くということ」の掘り下げが足りなかったかと(豚丼)。
そして、学祭で奮闘する八軒についても、
流れがちょっと唐突過ぎてかな。
でも、「何ヘクタール欲しいんだ?」という問いに
「え?何ヘクタールって・・・(苦笑)3ヘクタールくらいお願いします」
っていうノリ突っ込みみたいな小ネタは結構面白かったし、
八軒役の中島くんのテンポ凄く良くて、思わずクスっと失笑してしまった。
人間は食物連鎖の頂点に君臨していて、
私たちは「命」を「殺し」てそれを「頂く」ことで「命」を繋いでいる。
そのことは常日頃意識しているんだけど、
でも当たり前過ぎて逆に忘れてしまうこともある。
あと、自分が動物を飼っているせいもあり、作中の「農家の子供たち」のように割り切ることもなかなかできない。
一般的な人はやっぱり八軒側だろ。
だから作中のタマコの台詞とか、
駒場の台詞とか、
色々色々突き刺さるものがあって、
原作なんてもっともっと色々あって本当に考えさせられるけど、
やっぱり最後は
「命をいただくことに感謝する」
という結論に至るわけだ。
そういうわけだ。
観てよかった。