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それでも地球はまわってる

好きなものを好きと叫ぶ。自分がダメだと自覚する。それでも私は生きているし、世界は動くし、地球もまわってる。

映画感想文「英国王のスピーチ」

映画観ました。

英国王のスピーチ - 作品 - Yahoo!映画

 

毎度のことですが、細かいあらすじや感想などはその他映画批評サイトなどをご活用ください(死)

 

 

第二次世界大戦時のイギリスを導いた、イギリス国民に愛されたイギリス国王ジョージ6世を描いたお話。

彼は吃音で、人前で話すことが極端に苦手。

しかし、彼は自分が王室の人間であることの意味を十分に理解し、

国民を正しく導くために、人前で話すことの重要性をひしひしと感じ、

それを克服するために努力をする。

そして辿りついたのが、イギリス植民地領であるオーストラリア出身のローグとの二人三脚の治療。

 

ジョージ6世については下記をご参照あれ。

 

ジョージ6世とは (ジョージロクセイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

 

つーか、ジョージ6世

超絶イケメンなんですけどー!!!

Σ( ̄□ ̄)

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第二次世界大戦は本当に大変な戦争で、

西はヨーロッパ、東は太平洋~東南アジアを舞台に2種類の戦争が同時並行で起こった、69年前の1945年8月15日に終戦を迎えた、

遠いようで近い、割と最近のはなし。

そんな、ヨーロッパ戦線で重要な役割を担っていたイギリス王室。

 

後のジョージ6世であるアルバートを演じるのはイギリスを代表する俳優の一人、コリン・ファース

アルバートの治療にあたり、生涯にわたる友となったローグを演じたのは、オーストラリア出身のジェフリー・ラッシュ(パイレーツ・オブ・カリビアンのバルボッサが有名)。

妻エリザベスを演じるのはティム・バートンと内縁関係?にあるヘレナ・ボナム=カーター(めっちゃ美人)。

 

父が崩御し、兄が即位をし、兄を補佐しながら苦難の時代を乗り越えようと思っていたのに、兄は俗に言う「王冠をかけた恋」に走り退位。

 

国王になるということは、人前で話すことが増え、

更に今は国の存亡をかけた戦争に突入せんとする時代、

イギリス国民を導くために、彼らに語りかけ勇気を与え、奮い立たせることが、

戦時中における王室の人間の重要公務。

 

国王の重圧と吃音の重圧。

 

でも彼は努力の人で、ローグ医師との信頼関係でそれを克服していく。

 

ローグは王室の人間だからと言って、アルバートを特別扱いしなかった。

それは彼の信念もあるのだろうけど、

吃音が精神的トラウマから発症することが多いと感じていたわけで、

そういう「固定観念」や「特別な立場」を打破しないと、

治療には至らない、というのが大きく寄与してるんだろうなーと思った。

 

特別扱いされたらさ、

彼は「王室のアルバート」になっちゃうの。

そしたら、王室の人間であるという観念が先に立っちゃって、治療をする側も受ける側もフラットな状態ではないだろうから、

結果効果が出ないと思うんだ。

同じ目線に立ち、一個人として交流していくことで信頼関係を築き、

それが精神的トラウマを開放するのに役立つのだと思う。

 

物語自体は史実を基にしたお話で、

別に小難しいこともなく誰が見ても楽しめるようまとめられていたと思う。

ただ、当時の世界情勢やイギリス王室に対する理解があったほうが、

より楽しめることは間違いない。

 

特に映画の中では語られなかったけど、

ジョージ6世と妻エリザベスは、戦争中も疎開せずバッキンガム宮殿にとどまり、

国民と同じ配給制限を受け、言葉だけじゃなく身を持って国民と同じ「目線」であり続けた彼らが、当時のイギリス国民に与えたものは本当に本当に大きかったと思う。

日本にも皇室があり、

今の天皇皇后両陛下は、常に国民の側にいて、国と民の平安をひたすらに願い祈って下さる存在ですが、

当日のジョージ6世とエリザベス皇后夫妻も同じだったんだね。

ジョージ6世が信念と責任感を持ち、自分が国民を守り導かねばならないことをよく理解し、陰でそれに足る王であろうと努力をし、事実そうなった。

苦しい状況においても、国民と同じ苦難を共有し、彼らに寄り添うその姿勢は、

皇室を戴く日本国民として、かつ私は皇室支持者だから、余計に感情移入するというかグッとくると言うか、普通に尊敬してしまった。私まで好きになったよジョージ6世

 

イギリスも日本も皇(王)室が現代まで続いているのは、

やっぱりちゃんと意義があるんだよ。

 

映画のラスト。

イギリス国民に対し、戦争突入にあたってスピーチをしたシーン。

その後の歴史の流れを考えると本当に色々と考えさせられる名シーン。

スピーチをする部屋に付き添ったのはローグ。

直前の練習でアルバートがつまづきやすいところでは、

さりげなく助け船を出す。

ここらへんは、実際はどういうものだったのかはわからないけど、

途中仲互いしつつも、最終的には信頼関係で結ばれ、

その後へと続いていく二人の関係性が表れてて凄く良かった。印象的なシーン。

 

イギリス王室から見るヨーロッパでの第二次世界大戦を調べてみたくなった。

来年戦後70周年だからね、ちゃんと勉強しなおしたいなーと思ってたから、

そのライトなきっかけとしては良い。うん。いいタイミングで観たな。

 

しかし、

コリン・ファースの演技が見事。

自然に「どもる」の。見事。自分でやろうと思ってもなかなかできない。

やっぱり、海外の映画俳優ってのは、きちんと演技無さってて素晴らしい。

あと、ヘレナ・ボナム=カーターが本当に本当に綺麗で可愛らしくて、

献身的に夫を支える「愛ある女性」を見事に演じてた。

ジェフリー・ラッシュの人間味のあって、優しい演技に癒された。

アルバートに謝りに行ったのに、会えなくてしょんぼりする背中が悲しかった。

 

 

いやー。

観たいもの流してくれて、ケーブルサマサマ。