それでも地球はまわってる

好きなものを好きと叫ぶ。自分がダメだと自覚する。それでも私は生きているし、世界は動くし、地球もまわってる。

ブエノスアイレス午前零時を経て生きている幸せを実感する。

念願の。

正に念願の。

 

剛君舞台観てきたー!!!!!

 

まじでな。

行くまではな。

全然実感湧かなかった。湧いてなかった。

彼が実在しているということに全くもって実感を持てていなかった。

 

 

 

まじで、劇場向かうまでも全然実感湧かなくて、

白状すると開園時間を18:30と勘違いしていたくらいだ(土下座)

本当、ちゃんと気づいてよかった・・・!!!

劇場も近くてよかった・・・!!!

 

さて、相変わらずあらすじとかはまとめるの苦手なので、

興味のある人は特設サイトをご覧ください(をい)

 

 

舞台が始まった途端、そこにいたのは紛れもなく「森田剛」でした。

間違いなく彼はそこに存在しました。

あんなにも存在を疑っていたけど、彼の存在感は紛れもないものでした。

あの瞬間、やっと私は納得した。

 

「ああ、森田剛はちゃんと存在するんだ。二次元じゃなかったのね(当り前だ)」

 

 

 

物語は、カザマ(森田剛)が温泉卵を作っているところから始まる。

そこでカザマは、盲いた老婆(原田美枝子)と出会う。

その老婆は「マリア」と名乗り、彼女は時折意識が混濁するようで、

突然「ブエノスアイレスのニコラスに電報をうち忘れた・・・!」と言って騒ぎだし、

戸惑うカザマの手を取り「ニコラス・・・」と語り始める。

彼はマリアの瞳を覗き込み、彼女の意識の中へ吸い込まれていく・・・。

気づけばそこはブエノスアイレスの酒場。

カザマの意識はそこで働く三下の「ニコラス」へと同化する。

ニコラスは、その酒場で娼婦たちを買う男が床に投げたお金を拾い、屈辱にまみれ自分を押し殺しながら働いていた。

そんな彼の人生は、店の前で倒れていた東洋人女性の「ミツコ(滝本美織)」に出会ったことで大きく動き始める。

 

舞台は現代と過去を行き来しながら進んでいく。

最初の方こそ、きちんと現代と過去がわかりやすく構成されていたけど、中盤くらいから、カザマの意識すらも混濁し、カザマの意識はニコラスと同化するかのように、彼自身今自分がどこに居て自分は誰なのかがわからなくなってくる。

そして、ニコラスと現実のカザマとを行き来することで、カザマは救われ、「生きる」道を歩き始める。

 

 

 

 

とりあえず言っていいか。

 

剛君本当に凄かった・・・(震え)

 

何をしていてもそこに存在していないかのような、虚ろな青年カザマ。

彼の第一声を聞いた時に本当にビビった。

 

「え。剛君ってそんな声してたっけ?」

 

凄いふわーっとした生気のない声だった。

もちろん舞台だからさ、ちゃんと芯の通った声出てるんだけど。

凄いふわふわしてるの。うまく伝わんないけど(死)

 

投げやりな台詞も、慟哭の台詞も、激情の台詞も、

全部全然違うの。本当に凄かった。

拙い私の言葉じゃ全然表現できねぇ。まじで観てくれ、としか言いようがない(投げ)

 

あと、観劇中ずーっとずーっと思ってたことがある。

 

  • 顔がちっちゃい
  • スタイルいい
  • 抑えていてもダダ漏れな色気

 

まじでな。何度心の中で叫んだことか。

テレビや雑誌とかで恋焦がれていた剛君が、そのままの剛君が今、目の前に、存在しているなんて・・・!!!

 

 

生きてて良かった(大真面目)

 

あとね、後ろの方でね、やっとこさ踊るシーンがあるんだけどね。

そこね、剛君が突然「タンッ!」とステップを踏み出したところで、ぞわぞわってした。

 

やばいやばいやばいやばい。

死んじゃう死んじゃう死んじゃう、私ここで死んじゃうじゃないかって本気で思った。

だから本当にね、

 

生きてて良かった(大真面目)

 

はいわかります?

さっきの生きてて良かったと今回の生きてて良かった、

意味が全然違いますねー(`・ω・´)

さっきのは「これまで生きてて良かった=剛君に出会えたことに感謝を」

今回のは「まじでここで興奮しすぎて息止まるんじゃないかと思ったから、ちゃんと生きて帰ってこられて良かった=正に生死の狭間」。

え、どうでもいい?わかってる、自分でもそう思ってる。

でも吐きださずにはいられない。いられないんだよ・・・。

 

剛君の素晴らしさを語るには今私の感情がまとまらないので、

こっから先は思いつくまま、感想を書き連ねることにする。

 

■まさかの玄田隊長(橋本じゅん)

原田美枝子さんと瀧本美織ちゃんは認識してたけど、

まさか橋本じゅんさんが出てるとは知りませんでした。

見てて、

「あれ?この顔・・・玄田隊長じゃね??図書館戦争じゃね???」

って思ったらやっぱりそうだったね。

玄田隊長時より少しふっくらされました?

ホテルオーナーとマルコーニ役。

凄くまともな人だったなー。生きるために「生きて」いる一人二役。

タイプはちょっと違うけど、根底の価値観人生観みたいなものは同じ。

少しコミカルな演技もあって、玄田隊長とダブって仕方がなかった(笑)

 

原田美枝子さんの美しさ

マリア役の原田さん。

最近好きな女優さんなんです。

「僕の生きた道」のお母さん役も、「蜩ノ記」の織江さん役も凄く凄く印象深くてね。

ドラマや映画でしか見たこと無かったけど、舞台だとまたがらりと雰囲気が違くてびっくりした。

今回は目の見えない役で、実際にサングラスをかけて登場するところは、目を瞑って演技をされたそう。

終盤で剛君とタンゴを踊るんだけど、その妖艶さったらない!!

美織ちゃんはまだ若いから単純に「エロさ」みたいのは出てたけど、

やっぱり「色気」と「妖艶さ」は敵わないよね。

取り乱して叫ぶところとか、最後カザマを解き放つシーンとか、

時に激しく、時に控えめに抑えた演技にひきこまれた。

 

■美織ちゃん可愛い

もうその一言に尽きる。

最初はどこか蓮っ葉な感じでしたけど、カザマと離れていた5年の間に、彼女は変貌する。

そのどこか「吹っ切れた」感じが凄くカッコよかった。

タンゴも素敵だったー!!!

「皆様方」って語りかけるとことかもなんかゾクゾクしたよ(笑)

 

 

さてはて。

ミツコはニコラスをあのクソみたいな世界から解き放ったつもりだった。

ニコラスにとってはあまりにも残酷な道。

ニコラスはあれで救われたのかな。

 

でも、ミツコは、幸せだったんだろう。

自分が他の男に抱かれたとしても、彼女は「ニコラス」しか見えてない。

彼女の思いが、愛する男を「救う」っていう、ある種の自己犠牲?に陶酔、逃避。

 一度も彼と愛し合うこともなく、二度と彼に会うことができなくても、

彼女は「ニコラスしか見ない」生き方を選択する。

彼が生きてさえいればよかった。

 

 

なんかもー後半圧倒されちゃって、

ダンスがあまりにも素敵過ぎて、

正直内容明確に理解できてない。

 

 

もう一回観たいよぉぉぉ(´;ω;`)

 

 

ああしかし。

剛君の声が。耳に残ってる。

歌う時のキャンディーボイスとは違う、どこか愁いを帯びたあの声が。

 

 

ああああ。

どうかどうか。

私の夢に出てきて下さいませんかぁぁぁあああ!!!

 

本当に。もう。最後にもっかい言わせてくれ。

 

 

生きてて良かった(真顔)

 

 

 

 

 

最後スタンディングオベーションでのカーテンコール。

結局何回出てきたっけ・・・4回?

最後の時だけ、客席に向かって手を振ってくれました。

 

もうそれだけで。私は幸せです(´;ω;`)

 

まじで観に行けて良かった。

文句なし。満足。

 

一個だけ不満を述べるとしたら。

 

剛君の笑顔が見たかったお(´;ω;`)