それでも地球はまわってる

好きなものを好きと叫ぶ。自分がダメだと自覚する。それでも私は生きているし、世界は動くし、地球もまわってる。

King&Princeとわたし2

(文中敬称略)

 

私はV6ファンだ。

それはこれまでも当ブログで書いてきた通りなのだが、諸事情で2019年~2021年頭まで私は海外にいた。

奇しくも渡航後しばらくしてコロナが世界中をパンデミックの恐怖に陥れ、V6の記念すべき25周年ライブも配信となり、海外にいたから仮に有観客でコンサートが開催されたとして行けたかどうかはわからなかったので、配信になったことは大変ありがたかった。

そして2021年1月に帰国、これでまた番協や雑誌買ったり、コンサートがあれば心置きなく申し込める!!早く直接6人に会いたいなぁと思っていた。

希望に胸を躍らせていたそんな私を奈落の底に突き落とす出来事が起きたのは、帰国後そう間もない時だった。

 

2021年3月12日。

彼らは突如解散を発表したのだ。

 

戸惑いと驚きが勝り、悲しみは後から襲ってきたのを覚えているが、納得できなかったし信じられなかったけど、でも不思議と「ああ、終わるんだな」と妙な感慨があったのも覚えている。

今でもよく言われるが、解散まで、一人もメンバーが欠けることなく、常にアップデートを重ねながら26年間を走り切った彼らの決断を、悲しさはあったけど受け止めることはできた。

何より彼らは解散までの日々を、ファンのために一つ一つ丁寧に新しい思い出を授け、過去の思い出とともに大事に大事に宝箱へしまう手伝いをしてくれた。

それは間違いなく絶望の淵にいた多くのV6ファンを救ってくれた。

 

が、それはそれとしてやっぱり心にぽっかりと穴のあいてしまった私は、その穴を埋めるようにYoutubeで公開されていた各種ジャニグループのチャンネルを見漁ったりしていた。

2年にわたる海外生活&コロナでの抑圧にたぶん変になっていたのもあると思う。

 

そんな中出会ったのがKing&Princeだった。

 

彼らがジャニーさんが最後にデビューさせたグループで、シンデレラガールっていうめちゃくそ王道王子様ジャニーズに相応しい楽曲でデビューしたこと、メンバーの一人が体調不良でデビュー早々活動休止をして5人で活動していたこと。

くらいの基礎知識はあったけど、彼らがデビューした2018年5月23日って、こども出産した直後で全然興味持つどころの話じゃなかったんだよね。

だから、キンプリ、スノストデビューしてるのは知ってても、帰国するまではほとんどV6以外のジャニーズには触れてこなかった。

 

そんなある意味時代に取り残された私が満を持して帰国、出産して遠のいていたジャニオタ衝動が沸き起こり、細かいことは覚えていないが、V6解散の報に触れ、傷心のままV6バリに歌って踊って目の保養になるグループはおらんかと思ってたところに、たまたまMagicTouchか何か、バキバキに踊るMVを観たんだと思う。

 

「あれ、キンプリってこんなに歌って踊れる子たちだったんだ?」

「顔面激つよだな」

「王子様路線どこいった?てかこっちのほうが好みだが??」

 

そんな感想を抱き、色々と調べまくって、奇しくも視聴していた「おかえりモネ」に永瀬廉が出ていて、そこでまた

 

「え???こんな演技できる子なの???」

 

って驚いたことも覚えている。

そうこうしているうちにアルバム「Re:Sense」の発売を知り、リード曲の1つである「NamaeOshiete」を先行か何かの公開で見たんだと思う。

その時に、

「なんぞこれは、こんなくそかっこいいダンス有りなの???」

っていうくらい、MVのサビのダンス、歌におちた。

めちゃくちゃこの曲が好きになって、アルバムを予約した。

もちろん、NamaeOshieteのMV、レコーディングのBehind the Scenesが見たいからそっちVer.買って。

で、そのレコーディングのやつ見て、ますますおちた。

何故なら、彼らの歌のうまさを実際に見ることができたから。

特に、後に自担とする髙橋海人の歌声と表現におちた。

繰り返し繰り返し、MVのダンスVer.を見て、インライのアルバム発売イベントも見て。

気づけばキンプリ大好きじゃん。ってなってた。

 

怒涛のV6解散に向けてのカウントダウンに震えながら、彼らの優しさに救われつつ、根本的な悲しみと辛さをそっと埋めてくれたのはKing&Princeだったのだ。

 

 

つづく